ゆるスケ△です。
早速ですが、5000km走れるサンダル、ご存知ですか?
それが、ワラーチという履物です。
ララムリという、メキシコ山岳民族の伝統的な履物で、日本の「草鞋」がルーツという説も。
彼らは、車の古タイヤと革製の紐だけの、簡素な履物で、急峻な山道を飛ぶように走ります。
1990年代、アメリカのとある長距離山岳レースで、上位をララムリが席巻し、一躍脚光を浴びました。
メリット・デメリット、材料、作り方などは、こちらの記事に纏めています。
この記事では、数あるメリットの中から、耐久力について、詳しく紹介します。
驚異的な耐久力
一般的に、シューズの耐久力は、交換目安となる走行距離で判断します。
ワラーチ・ランニングシューズ・走れる系サンダルで比較した結果は、下記です。
交換目安の走行距離 | |
ワラーチ | 数千km~土台が使えなくなるまで |
量販店のランニングシューズ | 500~700km |
大人気厚底系ランニングシューズ | 160km |
ベアフット系ランニングシューズ | 500~700km |
走れる系サンダル | 数千km~土台が使えなくなるまで |
ランニングシューズの走行距離は、こちらの記事を参考にしています。
ワラーチは、ランニングシューズより遥かに高い耐久力があることが分かります。
走れる系のサンダルも、土台の材質がワラーチと同じ物が多いので、同等の耐久力があります。
「ワラーチって本当にそんなに走れるの?」
と思われた方は、こちらの記事をご覧ください。
5000kmを走破した強者です。
ワラーチやサンダルで数千km~も走れる理由
それは、ビブラム社製のゴム板(通称:ビブラムソール)だからです。
登山靴やトレッキングシューズ靴底として使われていて、摩擦や圧縮に対して非常に高い耐久力があります。
他にも、RedwingやDannerのブーツにも使われています。
材料の詳細は、こちらの記事に纏めています。
ビブラムソール以外のサンダルの耐久力
以前履いていた、スポーツ量販店のビーチサンダルは、400~500kmは走れました。
しかし、履いてるうちに、潰れてくるし、アスファルトでガンガン削られ、雨の日は滑るようになりました。
土台が使えなくなるまで は どれくらい?
個人的には、土台に大きな穴が開いたり、紐通し穴が裂けない限り使えると思っています。
ビブラムシートも、厚さによって触感が異なるため、一概には言えません。
参考までに、厚さ1.3mmのビブラムで作ったワラーチでは、約7000km走りました。
さすがに、接地面はツルツルになりましたが、まだまだグリップ力があり、現役です。
ワラーチと比較したシューズ・サンダル
こちらの記事に纏めています。
材料や作り方も書いてあるので、参考にしてください。
ビブラムソールの寿命を延ばすコツ
地面を引っ掻かないに尽きます。
着地の度にアスファルトを擦ったら、どんなに強いゴムでも、削られます。
足踏みを意識すると、大分引っ掻きにくくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ワラーチのメリットを、耐久力の観点で紹介しました。
ワラーチは、性能、コスト、携行性、独創性に優れた、最高の履物です。
あなたも、この世界に、足を踏み入れてみませんか?
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