仮想通貨は投機?投資?
資産運用をされていれば、一度は考えたことがあるでしょう。
これから始められる方は、是非とも考えて頂きたいテーマです。
自分なりに理解しておかなければ、損失を被る可能性が高いからです。
私自身も、仮想通貨を始める前に、じっくり考えました。
他に、積立NISA、株式、債券、確定拠出年金でも、資産運用をしています。
それらの経験を踏まえ、私なりの考えを、ご覧頂こうと思います。
「投機」と「投資」の違い
初耳という方のために、まず、「投機」と「投資」の違いをお伝えします。
- 投機=ギャンブル
- 投資=シミュレーションRPG
私はこう捉えています。
投機は、運の要素が強く、自分ではどうしようもないことが多いです。
対して、投資は、セオリーを学ぶ、銘柄を調査する など、自助努力で、ある程度成功確率を上げられます。
詳しく知りたい方は、こちらがおススメ。
著名な経済評論家 山崎元 氏の執筆記事です。
初心者にも分かりやすい文章で、非常に勉強になります。
仮想通貨は「投機」?「投資」?
では本題。
結論、仮想通貨は投機 だと考えます。
理由は2つ。
- 値動きの幅(ボラティリティ)が大きい
- 十分な情報収集が難しい
では、ひとつずつ説明します。
理由1:値動きの幅が大きい
参考に、2021/4~2022/4での、代表的な経済指数と仮想通貨の、値動きを比較してみましょう。
経済指数が分からない方は、
「その国や産業が活発かどうかを数値化したもの」
とイメージしてください。
一般的には、活発であるほど、値が高くなります。
経済指数
ビットコイン
イメージしやすいように、最高値の時に100万円分購入し、最安値の時に売却した場合を比較してみます。
SP500 | ビットコイン | |
---|---|---|
最高値 | 約4800$(約587000円(※) | 約7558000円 |
最安値 | 約4080$(約500000円(※) | 約3266000円 |
100万投資した場合の値幅 | 約148000円 | 約567000円 |
※1$≒122.4円(2022/4/4 AM10時時点の為替レート)
結果はご覧の通り。
経済指数は約15万円の損失なのに、ビットコインは半分以上、約57万もの損失です。
逆に、最安値で買って、最高値で売った場合、ビットコインなら大儲けできたことになります。
これだけ見ると、仮想通貨は魅力的に見えますが・・・
理由2:十分な情報収集が困難
これが、私が仮想通貨を投機だと考える、大きな理由です。
株式や債券に比べて、情報収集がしづらく、値動きを予想しにくいのです。
日本円(JPY)だったら
日本が不景気 → 日銀が量的緩和 → 紙幣の大量流通 → 円の価値が下がる → 円安
という流れを、ニュースなどから想像できます。
しかし、現時点で、仮想通貨は、流通量も普及率も低いです。
そのため、情報自体が少なく、世界情勢と値動きの相関も、予想しづらいのです。
要は何が何だか、よく分からない物なのです。
そんな物にお金を賭けるのは、ただのギャンブルだと思いませんか?
著者運用実績
参考までに、私の運用実績をご紹介します。
12月と1月で購入してみました。
運良く、今はプラスですが、恐らく、今後買い足すことは無いでしょう。
それでも!一攫千金を狙いたい!
という方は、こちらの記事をご覧ください。
取引開始までの流れを、纏めてあります。
まとめ
いかがでしたか?
仮想通貨は、現状では、あまり手を出さない方がいい、というのが私の考えです。
ただ、今後、普及する可能性を考えると、体験程度で触れておくのは、アリだと思います。
最後になりましたが、投資は自己責任です。
あなたの損失に対して、私は一切の責任を負いかねます。
上記をご理解頂いたうえで、この記事が、あなたの判断の一助になれば、嬉しいです。
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